教会役員って何だろう
役員は、組織によってずいぶん違います。
PTAや町会の役員は、どちらかと言えば世話役。
企業の役員は、経営者。
では、教会役員は？
教会といっても、いろいろな教会があり、それぞれ考え方も違います。
教会役員というのも、名称が違うこともあれば、意味や役割が違うこともあります。
ある教会では、役員はまさに教会の世話役で、駐車場の整理から教会員のフォローまで、細々と気を遣い、体を使って奉仕されていました。
またある教会では、「役員は世話役ではありません」と言われていて、なんとなく奉仕にも序列があって、司会をするようになると受付や掃除はしない、とか、そんな雰囲気がありました。
役員会は「上」で、教会の方針を決めたり、指示したりする立場。経営陣ですね。
私はといえば、前者の教会で洗礼を受け、最初の教育を受けたので、当時の役員さんたちにはほんとうにお世話になり、親身に育てていただいたことを感謝しています。
どちらがいいのか、それも教会の考え方なのでしょうけれど、こんな話を聞きました。
韓国のある大教会では、トイレ掃除は役員の特権だというのです。
日本のような小さな教会ではなくて、1万人を超えるような教会ですから、掃除もたいへんでしょう。
李明博大統領も、日曜日にはいつも教会の駐車場で交通整理をしていたとか。
仕える者としての模範を示してくれるような役員のほうが、私は好きです。