ソーシャルビジネスの現実と未来
今日のNHK特報首都圏のテーマは、ソーシャルビジネス-”思い”を仕事にする、でした。
脚光を浴びている、有名な社会起業家の方たちや、これから起業しようとしている学生たちの取り組みや、現実にぶつかる困難などが紹介されていました。
一番大きな壁は、「資金」でしょう。
利益を上げることが目的ではないけれども、継続していくためには利益を上げる必要がある。
業種によっては、これがたいへん難しいと思います。
ゲストは、多摩大学大学院教授の田坂浩志さんでした。
田坂さんがおっしゃっていたのは、発想を変えることが必要だ、ということでした。
企業も行政も、発想を変えて、社会的企業に協力し、支援する。
「ソーシャルアライアンス」を考えていったらよいのではないか、と。
単にお金を出すということではなく、win-winの関係で、お互いのためになることがあるはずだというのですね。
もうひとつ、新鮮だったのは、お金のためだけに働くというのはそもそも日本の企業風土ではなかったということでした。
昔、会社で教えられていたのは、「働く」とは「傍を楽にする」ということであった、と。
それが、構造改革が進む中で、競争、サバイバルというような風土になり、働くことの意味が失われてしまった。
本来、社会貢献は日本の風土に根付いたものであったのだということです。
そのように考えると、困難は困難でも、少し希望が見えてくるような気がして、励まされました。
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