カメの気持ち
カメを飼って10年。赤ちゃんだったのが、今では片手で持てないほど大きくなりました。
秋から春まで冬眠させるのですが、今年は9月の初め頃から餌をやっても食べなくなりました。
それなのに、毎日、ばたばた、がたがたと動いています。
どうしたのだろう、食べないで体力を消耗して大丈夫かな、と心配になってしまいます。
何かを訴えているのかもしれない。でもそれが何なのかわかりません。
何か困っているのか、嫌なことがあるのか、それもわかりません。
犬や猫より、カメの気持ちはわかりにくいように思います。
逆に、カメのためを思って、何かを伝えようとしても、カメはわかってはくれません。
私の心配もカメには伝わりません。
(飼い主とコミュニケーションできるカメもいるようですが・・・)
自分がカメになるしかないのでしょう。
人と神の関係。
神が人となって、人の間に生き、人の罪を負って十字架に付いたというのは、何の必要があってそこまで?と考えてしまいそうになりますが、神が人になって、人のことばで語り、人の苦しみを自ら体験することがなければ、人間には神の思いがわからなかったのです。
そのことを知っているつもりでも、つい慣れてしまっている自分は、いったい何でしょう。
神さまは私の悩みも苦しみも聴いてくださるというのに、ひとりでばたばたもがいている。
自分の愚かさをカメが教えてくれています。
- 守られている
- 希望を持てば勇気が湧いてきます