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A Ray of Hope

「傷ついた」「傷つけられた」

いい歳をして恥ずかしいのですが、私は傷つきやすいほうだと思います。
ちょっときつい言葉をかけられると必要以上に傷ついてしまいます。

でも自分の心の中で「傷ついた」と感じることと、相手に対して「私は傷ついた」「あなたに傷つけられた」と言うこととは別の問題です。
以前にある牧師がこうおっしゃいました。
「傷ついたという言葉に傷つくんだよね」

ほんとうにそうですね。
「あなたが私を傷つけた」と言うのは、相手に対する攻撃です。
人間関係、信頼関係を破壊します。
客観的に見れば、あなたが勝手に傷ついているだけではありませんか?というケースも多いのです。

クリスチャンであれば、キリストにならう者になりたいと願うでしょう。
では、キリストは、傷つけられたときに、どうされたでしょうか。

Ⅰペテロ2:21-24
あなたがたが召されたのは、実にそのためです。キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残されました。
キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした。
ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、おどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。
そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。

キリストにならう生き方をしたいと思ったら、「傷ついた」と言って相手を攻撃することに正当性はないようです。

言い方次第ということもあります。
嫌なことを言われて、やめてほしいと思うとき、「傷ついた」という言葉を使うか使わないかは別として、相手を攻撃しない、傷つけない伝え方を身につけられたらいいだろうなあと思います。
(うーん、むずかしい・・・)
それができるのが成熟した「おとな」ですね。

相手を攻撃しても、自分の傷はいやされません。
「傷つきやすい」自分につきあっていくために、まずできそうなこと。

1.傷ついたと感じたら、その場で「あー、傷ついたー!」と明るく言う。
  相手も謝りやすい。
  決して、後々持ち出して、ねちねち攻撃しない。
2.「傷ついた」という言葉自体を避ける。
  具体的に、私はこのように感じた、と相手に伝える。
3.第三者に言いふらさない。
  人に話して同情してもらうと、「私は傷ついた」感がますます深まってしまう。
4.キリストこそが、もっとも傷つけられ、しかも、私の傷をいやすために傷ついてくださったことを思い出す。
5.自分で傷の手当てをできるように訓練する。

傷ついて、つらい思いに浸っているのは嫌ですものね。


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