恐ろしい方
詩篇76篇は、「神の勝利を歌う賛歌」とされています。
勝利を与えてくださった神、という意味で、「恐るべき方」「恐ろしい方」とたたえます。
「あなたの宣告が天から聞こえると、地は恐れて、沈黙を守りました。」(8節)
恐ろしい方ではありますが、次にこう続きます。
「神が、さばきのために、そして地上の貧しい者たちをみな、救うために、立ち上がられたそのときに。」(9節)
暴君ではなく、どこまでも正しい方。
おもしろいのは10節です。
「まことに、人の憤りまでもが、あなたをほめたたえ、あなたは、憤りの余りまでをも身に締められます。」
人の憤りなど神にとっては何でもないもの、しかしそのような人の憤りまでも、神は支配下に置かれているのです。
私はこの神の力をあなどってはいないだろうか、と考えさせられました。
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