Warning: Use of undefined constant WPLANG - assumed 'WPLANG' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/hopeworks/hopeworks.jp/public_html/blog/wp-content/plugins/head-cleaner/head-cleaner.php on line 270
A Ray of Hope

Prosperity Gospel

「どうして教会に行かないんだ?」といとこに尋ねると、彼は答えた。「教会にフォルクスワーゲンを献げたんだ。そうすればメルセデスベンツが与えられるはずだった。でも、だめだった。神さまにはがっかりだ。」
Cape Town 2010 Congress、24日のFemi Adeleye師(ナイジェリアの学者)は、Prosperity Gospel についてこう始めました。

自分のことを言われているような気がしました。
神さまに従ってきたのに・・・。
精一杯奉仕してきたのに・・・。
神さまにはがっかり・・・。

Prosperity Gospel -繁栄と成功、富と健康を求める(約束する)福音- は、「異なる福音だ」と Adeleye師は力強く語っていました。
それは「幻滅」につながるものでしかない、と。

日本の教会で、あからさまなProsperity Gospelは聞かれないかもしれませんが、ご利益宗教に根付く伝統と、拝金主義的な現代日本という環境の中で、私たちは多かれ少なかれ、福音を曲げて理解してしまっているのではないかと思います。
結果、必要以上のお金やモノを求め、貯め込み、裕福になることが神の祝福だと勘違いしている。
自分の周りの貧困や差別に目をふさいだまま。

実際、単純に考えて、私たちがほんとうに困っている人々に手をさしのべ、宣教のために献げていったとしたら、この世の基準で「裕福な」生活を続けるのは難しいのではないでしょうか。
反省を迫られます。

最後に、Adeleye師は、John Stott師のことばを引用し、必要以上のものを求めず、シンプルに生きることを提案しました。
“life on earth is a pilgrimage between two moments of nakedness. So we will be wise to travel light.”
ヨブ記1:21「私は裸で母の胎から出てきた。また、裸で私はかしこに帰ろう。」というところから、私たちの地上の歩みは、裸から裸への巡礼である、だから身軽に旅をしようではないか、そういうことだと思います。

ところで今回のケープタウンの会議には、アメリカのメガチャーチの牧師たちはあまり参加していないと聞きます。
ケープタウンに4000人集まったと言っても、「メガパスター」は忙しいし、もともと多くの人脈を持っており、そもそも自分の教会の会衆は4000人をはるかに超えているのだから・・・という見方もあります。
それぞれの行き方があるのでしょう。

カリフォルニアにある教会員1万人のクリスタル・カテドラルは、4000人を収容するガラス張りの壮麗な会堂で有名ですが、不況の影響で献金が減少し、先日、破産申請をしたそうです。
100年に一度の大不況で、このように破産する教会が増えていると言われます。
教会のあり方自体を見直す時期にきているのかもしれません。


A Ray of Hope
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。