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A Ray of Hope

だから、もう一度挑戦する

今日は本の感想など。
『図解で身につく ドラッカーの理論』 久恒啓一著、中経出版

「本書は図解コミュニケーションという考え方と技術を縦横に駆使して、ドラッカ-経営学の真髄に迫ろうという試みです」(p.3)とあります。
そのとおりに、図解を使う本の読み方(勉強のしかた)とドラッカ-思想のエッセンスを同時に学んでしまおうという、1冊で二度おいしい欲張りな本です。
文庫本なので気軽に読めます。

おおまかな内容(目次)は
・プロフェッショナルをめざす
・組織と個人の関係を押さえる
・マネジメントの本質を知る
・社会の論理と倫理に注目する
・ネクスト・ソサエティを展望する
・・・とういうもので、何冊も出版され続けるドラッカ-の全体像を遠望することができるような感じです。

簡単にまとめてありますが、心に残る箇所が多々ありました。
たとえば、ドラッカーがビジョンと目標を持って行動することの大切さを最初に学んだときのエピソード。
18歳のドラッカーは、作曲家ヴェルディが晩年に書いたオペラ『ファルスタッフ』を聴いて感動。
作品に感動しただけではない。ヴェルディがその作品を書いたのは80歳の時であり、「いつも失敗してきた。だから、もう一度挑戦する必要があった」という言葉のとおりに、老いてもなお、より困難な目標を掲げてチャレンジする姿勢に心打たれ、ドラッカーは、今後どんな道に進もうが、ビジョンと目標を持って挑戦し続けようと誓ったそうです。

ドラッカーのいいところは、「成功」=「金儲け」を最終目標としてはいないので、一緒にがんばろう、と励まされる気がするところでしょうか。


A Ray of Hope
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