それでも前へ
今年は梅雨入りが早かったそうですね。
暑くないのは助かります。
3週間前に、愛ハムのオスカーが天国に行きました。
(こう書くと抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが・・)
4月末に2歳の誕生日を迎え、見た目はとても元気で、年齢を感じさせない様子でした。
もしかしたらこの子は今までの誰よりも長生きするのではないかと思っていたのです。
でも、その後、ひどい下痢が続き、動物病院にも通って薬をもらいましたが、だめでした。
ドクターには「特に深刻ではないですよ」と言われたのですが・・・。
最後の日とその夜、そして朝までずっと一緒にいられたのが私にとっては救いでした。
火葬場への行き帰りは涙が止まりませんでしたが、翌日になると、なんだかもう一ヶ月くらい経ったような感覚でした。
それまでに時間をかけてお別れができたからでしょう。
突然の別れがどれだけの衝撃と悲しみと痛みをもたらすものか、それは想像もできないほどです。
そんなことを考えながら、大震災の支援活動にも関わってきました。
ボランティアでやっているこの活動の中で、様々な問題が表面化してきたのもこの一ヶ月でした。
同じ目的に向かって、無報酬でやっている・・・という時には、特に価値観というのか、何を大切に思うかという点での相違点が目立ってきます。
それが構成員(特にリーダー)の性格や人格的な成熟度によって、良い方向にまとまっていくか、亀裂を深めるかが決まってくることを実感しました。
被災して困っている人の助けになりたい、という思いは、国内外の多くの人が純粋に持っているはずです。
そして実際に手をさしのべ、足を運んでいます。
中には、他のグループのやり方への批判も聞かれますが、視野を広げれば、誰もひとりで完全な問題解決はなし得ないのですから、謙虚に配慮を持ってそれぞれの活動を続けることが大切だ、ということも多くの人が理解していると思います。
問題は、グループ内の不一致。
熱くなりすぎて、自分とは異なる意見を聞けなくなってしまう、何もかも自分への批判や攻撃と受け取って反撃する、そうなってしまっては、グループとしての支援という目的を達成することに支障をきたします。
それでも、それでも・・・今は前へ進むしかないのだろうと思います。
そうしながら、自分自身も少しずつ成長できるように願い、心がけていくことです。
つらかった・・・とまだ過去形で言い切れないところがありますが、気を取り直してがんばろう。
- あきらめないで
- 価値観の葛藤を覚えるとき