ともに生きる社会へ
9月20日の朝日新聞、「ひと」の欄に、社会運動家、賀川豊彦の孫である督明氏のことが書かれていました。
賀川豊彦は、今から100年前、神戸にあったスラム街の中に入り、貧民救済活動を始めました。
ちょうど100年ということもあり、あちらこちらでその働きが再評価される動きがあります。
督明氏は、孫であるということから周囲の期待が大きく、若い頃は反発して、バイクで暴走したり、家出もしたのだそうです。
しかし、40代になり、グラフィックデザイナーという仕事で自信を深めて、祖父の生き方を素直に見られるようになったとか。
「自分さえよければいい、という人があふれる今の社会は、もう限界にきている」
「成長への限界が見え、持続可能な社会を目指そう、というこの時代、豊彦のメッセージを響かせたい。ともに生きよう、というね」
督明氏は、神戸で開かれたシンポジウムでパネリストとして、こう語ったそうです。
ともに生きよう・・・
閉塞感の中で、「ともに生きる」ことに希望を見出していくのが、今は一番、現実的な道ではないかと思いました。
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