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A Ray of Hope

福音をどうとらえ、どう伝えているか

11月29日付のクリスチャン新聞・オピニオンに、後藤喜良先生が寄稿されています。
長い間、「キリストと同じ姿に変えられることが聖書の福音の中心である」と信じ、今までずっとその「福音」を伝えてこられたとのこと。
人生論的福音を求める人々、「ありのままの自分を受容してくださる神の愛」だけを喜ぶ人々、自分を弱いとあきらめ、どんな罪も赦してくださる「安価な恵み」に安住しようとする人々、etc.
様々な人たちと関わりながら、時代の流行や、人の好みに振り回されることなく、その一事に打ち込んでこられたのだと感動しました。

私は、福音をどうとらえてきたのかと考えさせられました。
「私の福音」とはいったい何だったのか。
信仰生活も周囲の雰囲気に左右されてきたところはあるし、「キリストと同じ姿に変えられること」を見つめ続けるというよりは、人間的な「情」に流されたり、妥協したことがあったのではないか、そう思いました。

近年、特に、「あなたはそのままでいい」というメッセージをよく耳にします。
自分でがんばって神の基準をクリアするような立派な人間になれる人はひとりもいないはずですから、そのとおりなのですが、そこで止まってしまうのは残念なこと。
また、人間としての共感や思いやりは大切なことですが、それを福音とすり替えてしまってもいけない。

自分は知っているとか、自分は正しい、という思い込みを捨てて、教えられた福音を本当に保っているか、再確認したいと思います。


A Ray of Hope
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