魂がいやされる場所
朝日新聞夕刊の連載「3万人の命に」
図書館を、魂をいやす場所にしようという取り組みが紹介されていました。
「自殺はやめて、図書館へ」
「自殺したくなったら、図書館へ行こう」
図書館を「生きることのすてきさを味わわせてくれる場所」にしようと、心を砕いてきた方たちがいることに感動しました。
教会はどうかな、と思いました。
教会の数は、たぶん図書館より多いでしょう。
今の日本の現状では、建物あるいは物理的な「場所」としての教会は、いつでもオープンにしていられるとは限りませんが、教会が、生きるのに疲れたとき、つらいとき、ふらっと立ち寄って、こころを休ませることができるような場所であったら、どんなにかいいでしょう。
ドイツのある教会では、カフェを経営しているそうです。
経営と言っても、飲み物や食べ物は無料。
働いているのは、神学生などのボランティア。
人々は、ここへ心を休ませに来るのです。
日本の教会には、普通、それだけの余裕がありません。
でも、本来、教会は、「魂をいやす場所」、「生かされていることのすてきさを味わえる場所」であるはずです。
そんな教会になりたいと思います。
- サンタクロースの部屋
- 満天の星