忘れていた夢
漫画をドラマ化したNHK「とめはねっ! 鈴里高校書道部」がおもしろい。
私は、特別に書道塾に通ったこともなく、学校で習っただけですが、書道は好きでした。
毎年、新聞社主催のコンクールがあって、入賞作品は新聞に出るのですが、小学生のときから、学校は違うのですが、同じ学年で、「この子にはかなわない」と思ったのがHさん。
とてもいい字を書く人でした。
でも新聞に出るのは作品だけで、会ったこともないし、顔も知りませんでした。
ところが・・・大学に入って、なんと隣の学生寮にHさんがいることが判明。
寮のホールで書いていました！
ふるさとから遠く離れた大学に進学し、こんなところで初めて会うとは。
日本は狭いと思いました。
もちろん、Hさんは今はプロの書家として活躍しています。
余談ながら、その大学で、ほかのある男性から「あー、おまえかー！」と言われたこともありました。
その人も同じ県の出身で、私の名前だけ知っていたようです。
ますます日本は狭い。
ところで、ドラマに戻りますが、登場する男の子の家の居間に「夢」と書いた書が掛けてありました。
そう言えば、私も高校生のとき、授業で「夢」と書いたのを、自分の部屋に貼っていたのでした。
あの頃の夢をすっかり忘れてしまっていたと、しみじみ思いました。