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A Ray of Hope

教会と慶弔

配慮の問題に関連して、教会って何だろうという疑問は、慶弔への対応についても感じます。

以前所属していた教会で、ある人が慶弔規定を作ろうと提案、総会も通って運用することになりました。
しかし、実際にやってみると、いろいろな問題があることがわかり、結局、数年後には廃止に。
他の教会ではどのようにされているのでしょう。

会社や組合のような組織には、慶弔規定は何の問題もなく馴染むと思います。
キリスト教の教団にも違和感はありません。

教会はどうなのでしょうか。
答えは分かりませんが、教会は会社や組合とは性質が違うと思います。
事業所(職場)という面はあるので、牧師や教会スタッフに慶弔見舞金を支払うことは自然でしょう。
では、それ以外の人についてはどうなのか。
正会員と客員、その他の教会に集う人々。
様々な立場の人がいて、家庭環境もそれぞれ。
私たちは、会費や組合費を払って教会に所属しているわけではありませんし、「家族」と言われるものです。
家族が規程にのっとって、お見舞いをするということはないでしょう。

これも以前の教会でのことですが、よかったと思うのは、たとえばお祝いの場合、ブライダルシャワーとかベビーシャワーという形で、教会会計から支出するのではなく、「有志一同」として祝うということをしていました。
悲しみの場合も「有志一同」です。
誰がいくら出したかは記録しません。
このような形だと、立場の違いも関係なく、ひとりひとりが心からお祝いしたり、お見舞いしたりしやすくなるし、疎外感や後ろめたさなどのマイナス感情がおきる要因を作りにくくなるのではないでしょうか。

試行錯誤することもあるでしょうが、慶弔への対応も、組織としての体裁作りではなく、愛の配慮という観点から考えていけたらと思います。


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