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A Ray of Hope

弱り果ててはならない

ヘブル12:5-6
「わが子よ。主の懲らしめを軽んじてはならない。主に責められて弱り果ててはならない。
主はその愛する者を懲らしめ、受け入れるすべての子に、むちを加えられるからである。」

世界は矛盾や悲惨な出来事に満ちている。
神がいるなら、なぜこのようなことが起きるのか。
だから、神はいないのだ。

こうした論理展開になりがちなところがあると思います。
神は善であって、人間を幸せにする存在だ、ということが前提になっているからです。
そして、もし神がいるとしても、人間を苦しめるような神など存在しないほうがいい、だから信じない・・・そういうことになるのでしょう。

クリスチャンにとっても、試練そのものを喜ぶなどということは、人間の自然に反したことで、容易ではありません。

聖書は、神が懲らしめるという書き方をしてはいますが、よく考えれば、ほとんどの苦しみ、悲しみは、そもそも人間の罪に由来するもの。
神さまが直接手を下して意地悪をしているというよりは、すべてをご存じの上で、今はそれが起こることを許しておられる、そういったイメージでとらえたらいいのだろうと思います。
罪の問題が解決しないままで、この世で全てがハッピーということはあり得ないし、たとえいのちの続く限り何の困難もなかったとしても、かえって神に立ち返る機会を失い、究極的な死を避けることができなくなる可能性があります。

そのことをほんとうに納得しているかどうかで、困難に耐えることの難易度が変わってくるように思います。

「また、あなたがたの足のためには、まっすぐな道を作りなさい。なえた足が関節をはずさないため、いやむしろ、いやされるためです。」(12:13)

まっすぐな道を作る。
これには、健全な教会生活を送ることも含まれると思います。
つまづかないため、いやむしろ、いやされるため・・・そのような教会を作り、生かされていきたいものです。


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