わが祖国
選挙の開票のせいか、悪天候(一晩中、嵐のような雨風)のせいか、今朝は新聞が届くのが遅くて、5時を過ぎていました。
ドアを開けて新聞を取ると、配達のお兄さんが振り返りました。
雨風の中、朝からご苦労様。
特に新聞を待っていたわけではないのですが、見出しはどうかなと気になっていました。
その見出し。やはりそうか、という思いと、え?そこまで?という思いが交錯。
実際、私も誰に投票したらよいかわかりませんでしたが、選挙のたびに思うのは、結局、国が良くならないのは、すべて政治家が悪いというのではなくて、投票する我々の意識が低すぎるのではないか、ということ。
国会議員の選挙はタレントの人気投票とは違うし、目先の、しかも自己中心的な利益だけで選んでいるのではだめなんだろうな。
結局、良くも悪くも国民の代表なんですから。
テレビの音楽番組でスメタナを聴きながら、娘が言いました。
「この人たちは、祖国が大事なんだねえ」
敗戦はあっても独立を保ってきたこの日本で生まれ育ち、平和ぼけしている私たちには、祖国という概念はないのかもしれません。
法律で「愛国心」を強制しなければならないほど、私たちの祖国は危機に瀕しています。
- 私の神、主よ
- オルパとルツ