うつと気分障害
岡田尊司氏の新刊 『うつと気分障害』
うつと思われていた人の約半分が躁うつだとわかってきた、といいます。
精神科に行けば、何でも「うつ」にされる気がしますが、うつにもいろいろあるのは体験から分かります。
私は、なぜか「典型的な~」と言われる精神障害や気分障害の人とのお付き合いが、おそらく一般の人よりは多いので。
本人も、家族もつらい「うつ」という病。
これが採集狩猟生活では、見られないのだそうです。今の現実の社会は、能力と意欲で人の評価が決まり、隠れたうつなどマイナス要因でしかありません。
これがますます状況を悪くしているんだろうと思います。
でもそんな中で、自分にできることは何か、少し前向きになれるようにサポートしてくれるこういった本はありがたい存在です。
新渡戸稲造やマックス・ウェーバーも仕事ができなくなった時期があったということ、でもそれで終わりではなかった、そんなエピソードに励まされます。
ライフスタイルを変える、考え方を変える、口で言うほど簡単ではないけれど、やってみる価値はあると思いました。
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