望みの門
旧約聖書のホセア書は、「希望の書」と言っていいのではないかと思います。
妻に裏切られ、苦しい結婚生活を強いられた預言者ホセアは、赦しと愛のことばを神さまから託されます。
「わたしはその所を彼女のためにぶどう畑にし、アコルの谷を望みの門としよう」(2章15節、新改訳)
彼女とは、ホセアの妻であり、イスラエル民族のこと。
ひいてはすべての人類を指しています。
アコルの谷は、イスラエルの歴史では、悲しい思いでのある場所であり、アコルということばには「災い」「悩み」という意味があります。
けれども、このつらい記憶に満ちた谷を「望みの門」にする、と神さまは約束されます。
英語版の聖書(NIV)では、door of hope-希望の扉 となっていました。
災い、悩みをくぐり抜けて、希望へと導かれたいものです。
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